2017 冬アニメ総評③
9.One Room 14点
ストーリー…3 キャラクター…3
作画・演出…4 音楽…4
ショートアニメ最高レベルの美麗な作画。ストーリーは平凡ながら各ヒロインごとで異なるシチュエーションが楽しめる。あにトレと同じ1人称視点で話が進行していくため、いかに自分が主人公になりきれるかで評価が違ってくる。特に日々辛い仕事に追われている社会人の皆様には、第2章ヒロイン・桃原奈月の優しさに涙すること請け合いだ。
1人称視点ながらたまにありえない視点からのカットが目立ったため、徹底的にこだわって欲しかった。
好きなキャラ…桃原奈月
好きな話数…5~8話
10.幼女戦記 11点
ストーリー…3 キャラクター…2
作画・演出…3 音楽…3
いくら未完とは言っても、アニメ化する以上はきちんと話を締めて欲しかった。事前情報なしで見たので、2話の展開には度肝を抜かれたが、結局はそこが個人的クライマックスのまま終わってしまった。一応ラスボス枠のアンソンも、もったいぶって出てきたありにはあっさり負けてしまい拍子抜けである。内容的には流行りの異世界転生ものの亜種と言える。
色々言われているキャラデザについては、アニメ版のようなキャラデザを否定はしないが、原作絵がある中であえて崩してきたスタッフの判断には疑問を持った。演出面は最初は良かったものの、後半は机を叩く、ライターをつける→爆発等の同じような演出が目立っていた印象。
好きなキャラ…いません
好きな話数…ありません
11.クズの本懐 11点
ストーリー…3 キャラクター…3
作画・演出…4 音楽…1
1クールの間、「皆川 茜」というキャラに振り回されて終わってしまった印象が強い。登場人物が皆エゴと性欲の塊なのはコンセプトとして理解はできるが、やはり誰一人として感情移入できるキャラクターがいないのは辛い。
最可というキャラクターはこのアニメにおいて唯一非常にアニメ的なキャラ付けの人物として期待していたが、結局は他の「クズ」キャラクターの仲間入りをしてしまい、個人的に残念である。
好きなキャラ…なし
好きな話数…なし
12.ガヴリールドロップアウト 8点
ストーリー…1 キャラクター…3
作画・演出…3 音楽…1
0.5クールならそれなりに楽しんで終われたと思う。大体が同じ展開(サターニャいじり)なので後半は苦痛だった。メイン4人の扱いはかなり難しかったと思う。サターニャといじめっ子3人という構図もそうだが、なによりラフィエルというキャラがなかなかに異質でありバランスブレイカーになってしまっていた。そもそもラフィエルが動くとどう転んでもサターニャいじりにしかならないので、このキャラがいなければ色々と丸く収まったような気がする。
好きなキャラ…月乃瀬=ヴィネット=エイプリル
好きな話数…2話